奈良・新大宮ぽこあぽこピアノ教室です。
今日は私の独断リズム論のお話
リズムもそうだけど、拍感もそうかな?
ピアノという楽器を演奏するとき絶対避けて通れないのが ワルツ・・・3拍子で踊る西洋音楽を代表するリズム
日本では生まれなかったリズム・・・何で?こういうのをつらつら考えるのが好き。
そしてこう考える
一つの事由だけではないと思う。
でも大きく影響してるのは靴か裸足か イスか地べたに座るか
実際やってみる・・・すると
拍の感じ方が大きく変わる。イスに座ると前後に拍を感じたくなる、でも座ると左右に感じた方が自然・・・
リズムはというと靴を履くと、コツコツという音を活かしたくなる、つま先、かかとで強弱が変わる、軽く早くがリズミカルで楽しい
身体が浮き上がる感じがする。
一方 裸足では音をならす行為は踏み込むような感覚になる。
足先ではあまり強く鳴らない、重力を感じて力強いリズムを感じる。
座っている人も大地なり、床の振動でリズムを感じる事になるのだろうと思う。
そうかぁ~これだけでも3拍子はうまれにくいなぁ~
そして、なんば歩きの問題・・・
古来日本人は右足踏み出す時には右手、左足踏み出す時は左手を振って歩いていた、
長距離を歩く時など身体に負担をかけさせない非常に合理的な歩き方だったらしい、
又足裏に均等に体重を乗せるため、裸足などに向いているらしい
実際にやってみる・・・
なるほど!スムーズに身体が前に行くような気がする。
アフリカの人たちもなんば歩きだそうだ! やっぱり!
せやけどなかなか3拍子で動こうとはならんなぁ~
私は太鼓が好きだ・・・あの地に這う力強い響きがとても好き。
歌舞伎も文楽も能もそうだけど、床に打ちつける音が会場に伝わる時の心地よい感覚・・・
アフリカの音楽聴くとなんだか馴染む
そうかぁ~大地からの恵を実らせる文化と大地から恵を狩る文化
これだけでも又色々音楽に影響しているだろう・・・・
豊穣を喜ぶ、大漁を喜ぶ、
誰と喜ぶのかでも変わってくる。 みんなと盛大に祝うのか、ふたりで祝うのか、ささやかに祝うのか、秘めやかに祝うのか、
日本の祭りはウーン裸足に裸が多いなぁ~
そんな事を、昨日生徒さんと永遠話していた。
靴と裸足 追い掛けるか踏み止まる の違い
これもやっぱりリズム感に大いに影響あると思う。
そして、他の文化を理解するときには、自分とこの文化をしっかり知る事が大事やと思う。
他の文化を受け入れ理解するためには、自分のアイデンティティもしっかり持たんとアカンのと違うかなぁ
ワルツすばらしい! でも日本でしかうまれ得なかった音楽素晴らしい!と思える事も大事
ショパンのワルツに取りかかる前の大考察・・・でも遡らなければ分からない。
次回はポーランド この国の歴史は涙なしでは語れない・・・