「弾けること」のその先へ ウェルビーイングという視点

2026年08月18日

奈良・新大宮ぽこあぽこピアノ教室です。

ピアノが上手に弾けるようになること。それは目標のひとつですが、
私が本当に願っているのはその先にあります。

ウェルビーイングとは・・・
心と体、そして社会的なつながりまで含めた「よく生きている状態」を指す概念です。
ポジティブ心理学を提唱したマーティン・セリグマン博士は、ウェルビーイングを構成する要素として、
ポジティブな感情(P)
物事への没頭・熱中(E)
良好な人間関係(R)
人生の意味(M)
達成感(A)の5つ
「PERMA」と名付けてを表しています。

ピアノのレッスンに置き換えてみると

好きな曲が弾けた瞬間の喜び(ポジティブな感情)
練習に没頭する時間(エンゲージメント)
講師や仲間との関わり(関係性)
発表会という目標に向かうこと(意味)
そして「できた」という積み重ね(達成)

ピアノという習い事には、この5つの要素がすべて詰まっていると、
全国の先生方にお伝えするたびに、あらためて実感します。

セミナーや「聞いて!まるみえ先生」のコラムでも、
「教材選択や進度管理に悩んでいる」というご相談を多くいただきます。
その根底には、「この子にとって、今の学び方は本当に幸せなものになっているだろうか」という、
まさにウェルビーイングの問いがあると感じています。
上達のスピードだけを追いかけると、いつのまにか「弾けること」そのものが目的になり、
その子らしさや楽しさが置き去りになってしまうことがあるのです。

私がレッスンで一番大切にしている約束は「自分を好きになれること」。
これはまさにウェルビーイングの考え方そのものです。
上手・下手という評価の前に、音楽と関わる時間そのものが、
その子・その人にとって幸せなものであってほしい。指導技術に加えて、こうした視点を教室の考え方にしっかりと根ざすということを今こそお伝えしたいと考え、全国の先生方に共有し続けていきたいと考えております。
私自身の教室では、より一層その実践にこだわりたいと考えています。

明日は、これら3つの理論が実際にどんな形になっているか、発表会「ポコラの大冒険」シリーズを通してご紹介します。
「習い事に何を求めるか」を考えるきっかけになれば嬉しいです。

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