奈良・新大宮ぽこあぽこピアノ教室です。
はじめまして、と思ってくださった方も、いつも読んでくださっている方も。
今日から10日間、少し専門的な話や教室の外での活動も交えながら、教室の想いをじっくりお届けしていきます。
「ぽこあぽこピアノ教室」という名前は、”poco a poco”=「少しずつ」という音楽用語からいただきました。
楽譜の中でこの言葉を見つけると、演奏がふっと柔らかくなる瞬間があります。
急がなくていい、少しずつでいい――それは、34年間たくさんの生徒さんと向き合う中で私がたどり着いた、レッスンに対する一番の願いでもあります。
長年レッスンを続けていると、「どうしてこの子は今日、指が動かないんだろう」「どうしてこんなに緊張してしまうんだろう」と考え続ける場面に、
数えきれないほど出会います。そのたびに行き着くのは、技術指導の前に、「安心できているかどうか」「今、どんな気持ちでいるか」という話でした。
この気づきを、感覚だけで終わらせずにきちんと言語化し、裏付けを与えてくれたのが、
ポリヴェーガル理論
SEL教育(社会情動学習)
ウェルビーイングという3つの視点です。
どれも近年、教育や心理学の分野で注目されている考え方で、私はこれらを全国の指導者向けセミナーや専門誌への寄稿を通じて学び直し、
また発信もしながら、日々の教室のレッスンに実践として落とし込んできました。単なる知識ではなく、目の前の生徒さんのために使える形にする
それが、この10日間を通してお伝えしたいことです。
教室のビジョンは「音楽を通じ、個性を大事に一人一人の想いを応援する」こと。
上手に弾けるようになることだけがゴールではなく、その子・その人らしいペースで、
音楽と一緒に自分を好きになっていってほしい。
明日は、こうした考え方に至るまでの、私自身の歩みを少し詳しくご紹介します。
「理論に基づくレッスン」に興味を持ってくださった方は、ぜひ明日以降もお付き合いください。
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