音楽は”心の教科”SEL(社会情動学習)を育むレッスン

2026年08月17日

奈良・新大宮ぽこあぽこピアノ教室です。

ピアノのレッスンで育つのは、指先の技術だけではありません。今日はSEL教育についてお話しします。

SEL(Social and Emotional Learning/社会情動学習)とは、
自分の感情を理解し、他者と良い関係を築きながら、責任ある意思決定ができる力を育む教育のアプローチです。
国際的な研究団体CASELは、その中核となる力として、
自己認識(自分の感情や強みを理解する力)
自己管理(感情や行動をコントロールする力)
社会的認識(他者の気持ちを理解する力)
関係構築力、
責任ある意思決定力の5つを挙げています。

ピアノのレッスンは、実はこのSELを育むのにとても適した場です。
「今日はうまく弾けなかった、悔しい」という感情に気づき、
言葉にすること(自己認識)
次のレッスンまでにどう練習するか自分で決めること(自己管理・責任ある意思決定)
発表会でほかの生徒さんと励まし合うこと(社会的認識・関係構築力)
一つの楽器と一対一で向き合う習い事だからこそ、実は感情との対話が濃密に起こっている、
というのが今までピアノレッスンをしてきた中で、得ることが出来ました。

これは私自身が全国のセミナーや「聞いて!まるみえ先生」のコラムで指導者の方々にお伝えしている視点でもあります。
「保護者とのコミュニケーションがうまくいかない」
「発表会の運営に悩んでいる」といったご相談にお答えする中でも、
根底にあるのは「生徒さんの感情や意思決定のプロセスに、周りの大人がどう関わるか」というテーマであることが
多いのです。

私が発表会のために作っているオリジナル物語「ポコラの大冒険」シリーズも、
こうしたSELの視点を意識してつくっています。
火の国のポコラ「イグニ」
水の国の「アクニ」
大地の国の「テライ」
風の国の「シルフ」
「自分の中にある音楽とは?」
「自分は何者なのか?」
「平和について考えること」といったテーマを、
キャラクターたちの冒険を通じて生徒さんと一緒に考えていきます。
物語に没入しながら、実は自分自身の気持ちと向き合い、
仲間との関わりを重ねる時間になっているのです。

明日は、これらの土台の先にある「ウェルビーイング」という考え方についてお話しします。
技術だけでなく、心の育ちも大切にしたい方に読んでいただきたい回です。

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